
今日の給食は
すまし汁(豆腐)
豚肉の焼き肉風炒め
グリーンサラダ
厚焼き玉子
揚げ茄子の煮浸し
冷凍みかんです。
*なすび
今日は夏野菜の1つでもあるナスについてお話します。
なすびはもともと、奈良時代に中国から日本へ伝わって
きたとされています。当時はとても貴重な食べ物とされ、
身分の高い人しか食べられなかったといいます。
当時のなすびは現在の物と比べ酸味があったため
「中が酸っぱい実」と表現され、それが、「なかすみ」、
「なすみ」と転じ、最終的には「なすび(奈須比)」と
呼ばれるようになったようです。
江戸時代、なすびは主に関西で生産されていた野菜でしたが、
無類のなすび好きだった徳川家康が
江戸でもなすびを育てるように命じたことがきっかけで、
江戸にも広まったという説があります。
しかし、量がそれほど多く作れず値段が高かったため、
なすびは当初まったく売れませんでした。
そこで考えられたのが、なすびを縁起の良い野菜として
販売することだったのです。
成功の意味を表す「成す」という言葉をかけて「なす」と
命名したところ一気になすは一般の人の間に広まりました。
私たちのおじいちゃん、おばあちゃんや周りの人は茄子
のことなんて呼んでいますか。
やはり「なすび」ですよね。
実は地域によって呼び方がことなります。先程説明した説に
繋がっているのかもしれませんが、大まかに分けると、
東日本では「なす」、西日本では「なすび」と呼ぶ地域が
多いのが特徴です。
今日は「なすび」を食べて、みなさんの成功を成す(ナス)えましょう。